日本で、日本語が通じる相手と仕事をするとき、（仕事に限らず日常生活でも）
会話している目の前の相手に言葉が伝わらないということはない。
相手が何を言わんとしているか、気持ちを汲み取る能力が高い人材も多い。

しかし、そんなことは、ここ中国で通用しない。ことが圧倒的に多い。

日本では無意識的に言葉が伝わることが前提となっている為、相手に伝わるように、伝えようという意識にパワーを要するということはほとんどない。

中国の中でも最も外国との関係に開放的な上海でさえ、こういうコミュニケーション能力は低いというよりも、習慣として意識の中にない。
中国市場を動かしている上層の人間はそんなことあるはずないだろうが、一般の人間にはきっともともとそういう概念がないんだろうな。

快递（配達の兄ちゃん）を呼んで、書類を届けるにしても、
印刷屋さんに印刷を頼むにしても、
工場と交渉して何か作るにしても、
会計士のおばさんにしても、
問屋さんで何か買うにしても、、、、

こちらの意向がなかなか伝わらない。
今までは、伝わらなかった。

それが最近、私の周りでは変わって来てるような気がする！

以前は「わかる人にわかればいい」「できる人にやってもらえばいい」という考えをどこかで持っていたんだと思う。
でもそうじゃない。
「わからない人にどうしたら伝わるだろう」という思考を持つように変えてみた。

そこで重要なのは、「どうしたら伝わるだろう」は見下したり、圧力かけたり、強い口調、暗いトーンで言ってはいけない。
なんでわからないんだ！ではなく、ちゃんと「一緒に」わかろうとする、こうするとほら！こうなるよ、だから次はこうしよう！と、提案してみる、そして、感謝する。そういうことが大事なんじゃないかな。

そんなことを少しずつだけどしていたら、ちゃーんと、伝わる。
そしたら自然とお互い笑顔が増え、ありがとうが増え、気持ちもハッピーになってきた！
怒りや落胆も生まれないから、仕事もスムーズ。気分も良い。人間同士のつながりも増える。感謝する、感謝される。気持ちが豊かになる。ハッピーパワーが他の分野にも発揮される。
体や頭は疲れてるかもしれないけど、心は幸せだよね。


日本人の日本の概念が、外国で通用しない国だってある。
でもそれはしょうがないことであり、そこが面白いところ。
決してバカにしたり、見下したりしちゃいけないよ。
私ももっともーーっと広い心が欲しいな。
でもだまされないように、しっかり守ることもしつつ。

今までの問題をクリアにして、これからもっとお客さんにもスタッフにも笑顔が増える環境を作っていきたい！

さて、今日はスタート遅いけど、今日も頑張ろ！
まずは用足しにいってきまーす☆
用足しとか、久々に使った：）